パウリートは、普段は町役場みたいなところで働いていて、ゴミを集めたり草を刈ったり、病院で亡くなった人の遺体をお墓に運んで埋めたりしている。休みの日には子どもたちにダンスやカポエイラを教えていて、自然と文化を大切にしている暖かい人。
以前からずっと一緒に太鼓叩いていて、楽器をつくる計画を立てていたんだけど、今回ナマズとともにヘビを手に入れてきたので、皮を剝いで太鼓をつくることになった。
体長50センチくらい。死んだときに腹が破れたらしく半分消化されたネズミがはみ出していて、大量の蠅がうなりをあげ、例えるのもオゾましい強烈な腐臭がしていた。
少しずつカミソリで皮を剝いで行く。解剖してみるとヘビの体内がよくわかる。
動物の皮を剥ぐこと自体初めてだったけど、かなりきれいに取れた。なんて残酷なことをしているんだろう!と思った。
最近雨期が終わりに近づいていて、ヘビをよく見るようになった。先週も浴室に小さな黒いヘビがいて、外に出したら子どもたちが殺してしまった。その後塩をまいて紙で死体を燃やしたんだけど、どうやら古い習慣で、別のヘビを呼ばないためらしい。次の日大家さんが15センチくらいの木片をもってきて、それを燃やすとヘビがこなくなると言っていた。こっちのヘビは小さくても毒があるらしく、見つけるとすぐ殺してしまう。
皮は2日ほど水に浸けてから竹筒に張り、完成!
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